今日読んだ本

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

動機:友人から借りた。
感想:岸から離れていくボートみたいな感じ。
今までずっと一緒にいた存在が、その存在のおかげでずっとバランスをとっていられて、岸に対して着かず離れずでいられたのに、ずっと二人でボートの中で揺らいでいられたのに、だけどその存在がふと岸に上がったせいで、自分が乗ったボートはバランスを崩して段々と岸から離れていって、もう手を伸ばしても手が届かない。
みたいな感じ。
薦めたい:びっくりするようなサスペンスとか、愛欲にまみれた恋愛じゃなくて、涼しげな雰囲気に座っているような感覚の読書を楽しみたい人に。