はてなとGoogleの描く「理想社会」の違い: 啓蒙かまとと新聞(情報元:明日は明日の風が吹く)

大学で文化人類学を学んでると感じるのが、日本人は基本的に性善説で生きている民族だということです。これは日本という国が生産性に優れた土壌を持っていたり四季の変化による感性への影響が大きかったりするのでしょう。体も心も満たされた人間が多ければ性善説が広まるのは道理です。逆に欧米は隣国と地続きだったこともあり、仮にその場所が気候や土壌に恵まれていても生きるのに困難な気象条件だった地域等から流入や侵略があります。必然的に他者からの侵略や迫害に耐えなければならない民族性が育まれそれが性悪説のように解釈されてきたのだと考えます。で、何が言いたいのかというと、googleは人間の心には悪の部分が大きく含まれていることを知っているから人間の意志が介入しない方がいいという考え、はてなは日本の企業だけあって人の善意というものを信じていますからあくまで人間間のネットワークで「理想のネットワーク」を構築しようとしたのではないでしょうか。
これが仮にオープンソースネットワークのようにある種投げっぱなしのようなシステムならば、発案者がフィンランド人のリナックスのように欧米でも受け入れられるのでしょうが、これを管理しながら構築していこうと考えると、未だ難しいのでしょう。しかし私は互いに管理し、管理されつつも有用な情報ネットワークが50年以内には実現すると信じております。