作りたくて作った作品と、作れと言われて作った作品というか

ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists

ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists

ニコニコ動画にアップされてる→これ、を聞いたけど、本当にただのカラオケじゃないか。個人が自分の自己満足のためにあげたカラオケ動画は別に何とも思わない、むしろ気に入るのも多いが、こんな風に「ニコニコ動画で有名なすごい人」が集まって歌ったのを聞いてもなにが面白いのかまったくわからん。これは、歌い手が100%歌いたくて歌ったというのと、ある程度歌わされた(歌ってくれと頼まれた)という、状況の違いによって受ける感触なのかもしれない。
歌い手自身に「自分たちは選ばれた人間」的な自覚があるのかどうかは分からないが、なんというか・・・受ける印象が・・・
俺の歌ったのを聞いてくれ じゃなくて 俺の歌ったのを聞け
に感じるというか。それで聞かされるのがカラオケというのが・・・。もちろん文句があるなら聞くなという話だけど、ランティスの偉い人の頭の中の根っこが今までと変わってきたなって感じ。ちょっと前に出た組曲らき☆すた動画のCDの時はまだ制作者もユーザーと一緒になって楽しんでるとか、試行錯誤してるってのが分かったんだけど、今回は、プロデュースした人間の「もう俺様完全に理解しちゃった。こうすりゃお前ら喜んで、CDとかいっぱい買うだろ?」みたいなのが透けて見えてるというか。
ランティスの「俺たちは時流を理解して流れに乗ってるぜ」みたいな空気がうざいのと、歌い手の声が歌じゃなくて素材としか見られていない(なんか抽象的だが「熱がない」みたいな)ってのが違和感の元かなぁ。