今日読んだ本

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

動機:友人が貸してくれた。
感想:こういう、なんというのだろうか、叙述トリック?こういうのは最後まで読み終わって「へっ?」となってしまうのがある種の快感。
この本も最後まで読んで「いやいや、どこにもそんな描写なかったし」と言いたくなるのが半分、「あー、そういうことか」というのが半分だった。
こういうエロとグロの混ざった、ぬめっとした世界観というのは、浸るには気持ちよいので嫌いではない。
それにしてもこの中で出てくる殺人の描写を見てて思うのだが、『ひぐらしのなく頃に』が子供与える影響を論じる前に、こういう系の本にある死体解体とか死姦の描写のほうがよっぽど未成熟な子供の精神に悪影響を与えるような気がするのだが、規制云々の話になぜならないのだろうか。せめて18禁とかにしたほうが。
え?子供はこんな本を読まない?
それもひとつの考えだが、なんの根拠があるのだろうか。
薦めたい人:多重人格探偵サイコとかが好きな人?