今日読んだ本

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

動機:2007-05-18より
感想:なかなか面白かった。
読む前はもうちょっと堅苦しい本を想像していたんだけれど、古い言葉を使っているところ以外は読みやすく、すらすらと全部読めてしまった。
家計簿と名前は付いているけれど、算術や簿記のような内容はほとんど出てくることが無く、主に加賀藩御算用者をやっていた猪山家の江戸幕府中期から大正時代の生活を語った内容。
そのためか全体が物語然としていて、新書という感じがしなかった。そのかわり、この本を通じて作者の主張や考えのようなものも見えにくかった。
読み物として面白く読めた。
今後読むことがあるかどうかは疑問だけど、忘れたころにもう一回くらい読みたいと思ったので本棚入り。